ブライソン・デシャンボー|第2戦からクラッシャーズGCのキャプテンを務める2020年の全米オープン王者
2020年の驚異的な筋力UPと飛距離UPにより、「PGAツアーの戦い方を変えてしまった」とまでいわれたデシャンボー。
彼は決して「筋肉派」ではなく、「ゴルフの科学者」のニックネームをもつ「理論派」です。
アイアンの長さを全て37.5インチに揃えるなど、これまでの常識を覆しながら飛距離を伸ばし、勝利を重ねてきました。
アマチュア時代
2010年のカルフォルニア州ジュニア選手権を優勝すると、南メソジスト大学に進学。
2015年にはオリンピアフィールズCCで行われた「全米アマチュア選手権」で優勝(決勝の相手はデレク・バード)。
同年の「NCAA全米学生選手権」にも優勝すると、2016年に出場した「マスターズ」を21位で終え、その翌週に、プロ転向を果たしました。
PGA時代
プロ入り後は2017年「ジョンディアクラシック」で初優勝。
2018年は「ザ・メモリアルトーナメント」をはじめ、シーズンで3勝を記録。
2019、2020年にも勝利を挙げて、PGAキャリア6勝で迎えた2020年の「全米オープン」で悲願のメジャー制覇を成し遂げた。
ゴルフの歴史を変えたデシャンボーの飛距離
「ゴルフは距離が出たほうが有利」と考えて筋力アップに取り組み、2020年のコロナ禍で中断されたPGA再開時には大幅な肉体改造を行って現れ、ゴルフ界の話題となった。
平均ドライビングディスタンスは2019年の302.5ヤード(34位)から、2020年には322.1ヤード(1位)と20ヤードもアップ。
2021年「アーノルド・パーマー招待」では池の周りを半周する名物のロングホール(PAR5)でワンオンにチャレンジ。
今までは誰もなしえなかったルートでショートカットを狙い、世界中のゴルファーを驚かせた。
LIVゴルフ移籍
当初は移籍を否定していたが、LIVゴルフ第2戦ベッドミンスター開幕直前にLIVゴルフ移籍を表明。
「個人的なビジネスとして判断」としたデシャンボーだが、拠点を置くテキサス州ダラスに複合スポーツ施設や、故郷カリフォルニア州にジュニアゴルファーのための活動も積極的に行っており、こちらへの投資も含めてLIVゴルフに参戦したのでは?との憶測も多い。
クラッシャーズGCのキャプテンとして、チームを牽引している。
プロフィール
出身 | 米国カリフォルニア州モデスト |
生年月日(年齢) | 1993/9/16(31歳) |
身長/体重 | 185cm/107kg |
メジャー | 1勝 |
PGA | 8勝 |
欧州DP | 2勝 |
その他 | 1勝 |
世界ランキング | 位 |
過去最高位 | 4位(2021年5月9日) |
メジャー大会 最高順位
21位タイ(2016年)
4位タイ
優勝(2020年)
33位タイ(2021年)
受賞歴
なし
LIVゴルフでの所属チーム&結果
試合 | チーム | チーム戦 | 個人戦 |
---|---|---|---|
1 ロンドン | ― | ― | ― |
2 ポートランド | クラッシャーズGC | 9位(+1) | 10位(-2) |
3 ベッドミンスター | クラッシャーズGC | 6位(-4) | 31位タイ(+5) |
4 ボストン | クラッシャーズGC | 2位(-30) | 17位タイ(-6) |
5 シカゴ | クラッシャーズGC | ||
6 バンコク | |||
7 ジッダ | |||
8 マイアミ | |||
試合 | チーム | チーム戦 | 個人戦 |
LIVゴルフでの獲得賞金
※1ドル=134.5円で計算
試合 | 個人賞金 | チーム賞金 | 合計 |
---|---|---|---|
1 ロンドン | ― | ― | ― |
2 ポートランド | 6,800万円 | ― | 6,800万円 |
3 ベッドミンスター | 1,993万円 | ― | 1,993万円 |
4 ボストン | 3,016万円 | 5,250万円 | 8,266万円 |
5 シカゴ | |||
6 バンコク | |||
7 ジッダ | |||
8 マイアミ | |||
合計 | 1億1,809万円 | 5,250万円 | 1億7,059万円 |